2023-08-15
頭頸部がんの放射線治療で嚥下障害を軽減する取り組み
放射線は、患部以外に照射されると、どうしても副作用があります。
嚥下障害が酷いと胃瘻に
頭頸部がんの患者に放射線を照射すると、副作用として起こるのが嚥下障害です。酷い場合には栄養を確実に補給するために、胃瘻を行うことさえあります。英国における取り組みではこの対策として強度変調放射線治療を用いて、嚥下に使われる咽頭収縮筋に放射線が偶発的に当たる事態を軽減することで、嚥下の状態を優位に改善しています。また、それによって通常の放射線治療よりも効果が低下することもありませんでした。
関連記事