toggle
2023-07-13

遺伝性の乳がん、卵巣がんの予防的切除は拠点病院でも半数で行われていない


BRCA遺伝子に異常があると、遺伝性の乳がんの発症リスクが高まります。

遺伝子に詳しい医師が不足

BRCA遺伝子に異常のある女性は、乳がんや卵巣がんの発症リスクが有意に高くなります。こうした遺伝性の乳がんに備えて、乳房や卵巣をがんになる前に切除する予防的切除は、2020年に保険適応となりました。とはいえ、がん診療連携拠点病院に対してアンケートを行ったところ、回答のあった191病院のうち、47%とほぼ半数で予防的切除はまだ実施されていませんでした。因みに回答した病院の83%ではこうした遺伝子の異常についての検査を実施しており、そこから先の対応として遺伝子に詳しい医師の不在などが、原因として考えられます。

Share on Facebook0Tweet about this on Twitter0
関連記事