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2023-05-18

GLP-1受容体作動薬は、肥満だけでなくがんにも有効


肥満は万病を招くといわれます。

肥満になると免疫が低下する

近年、肥満の治療としてGLP-1受容体作動薬が普及しつつあります。この肥満治療薬は、がんの予防にも有効だということが、被験者20名を対象とした調査によって示唆されています。肥満は万病を招くといわれますが、肥満の治療薬が、肥満を解消した結果、がんも予防したということです。がん免疫の主役といえるNK細胞は、肥満によって働きを妨げられることがわかっています。肥満小児で調べたところ、NK細胞の免疫応答は、そうでない小児と比較して明らかに劣っていました。さらに、GLP-1受容体作動薬が免疫に直接与える効果として、リラグルマチドを投与した患者では、NK細胞のサイトカイン生成作用や抗腫瘍作用が改善されたことが確認されています。

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