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2019-02-13

小線源治療の継続を患者らが仮処分申し立て

がん患者にしてみれば信頼している医師が交代することは大問題です。

侵襲が少ない小線源治療
滋賀医科大学附属病院では前立腺がんの小線源治療を行ってきましたが、担当している特任教授の任期が終了する今年一杯で打ち切られることを受け、この治療を受けている患者や特任教授らが、継続を求めて、仮処分を申し立てました。小線源治療は、微量の放射線を発生するカプセルを挿入し、がんを攻撃します。従来、前立腺がんの治療は手術が第一の選択肢でしたが、排尿・男性機能に障害が出ることが問題でした。小線源治療は、侵襲が少ない治療として徐々に普及が進んでいます。申し立てによるとこの特任教授の治療は、完治が目指せ、再発率が低いとしています。

医師の技量には差がある
同病院では小線源治療は、特任教授の任期後も別の医師が担当するとしています。治療中の患者にしてみれば同じ医師で治療を継続したいのは当然のことです。また、医療の均質化が進められているとはいえ、医師の技量には差があるのが現実です。がんが増えているからこそ、優れた技術と豊かな経験を持つ医師に患者が集まる傾向は、さらに強まるでしょう。

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