抗体薬物複合体「パドセブ」が米国で迅速承認

抗体薬物複合体は、抗体医薬品を利用し、低分子の抗がん剤の攻撃力で、がん細胞を狙い撃ちします。

抗体薬物複合体は次世代のがん治療薬の主力

米国で抗体薬物複合体「パドセブ」が迅速承認されました。対象となるのは、局所進行、または転移性の尿路上皮がんでシスプラチンが不適応となる患者への1時治療で、免疫チェックポイント阻害剤「キイトルーダ」との併用です。抗体薬物複合体は、抗体医薬品と低分子の抗がん剤を結合させたもので、抗体医薬品でがん細胞を狙い撃つことで、低分子の抗がん剤の攻撃力を活かし、また正常細胞への副作用を軽減しています。様々な製薬会社が、次世代の主力となるがん治療薬として、開発を進めています。

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