2023-03-22
BRCA遺伝子に変異のある女性は、50歳以降でもがんリスクが高い
BRCA1/2という遺伝子に変異があり、正常に機能しない女性は、若い年代で乳がんや卵巣がんになり易いことがわかっています。
BRCA遺伝子は遺伝子の損傷を修復する
がんは、遺伝子の変異によって異常な細胞が作られ、それが増殖して、大きな腫瘍になった結果です。特定の遺伝子の変異が、がんのリスクを増大させることは明らかになっており、特にBRCA1/2という遺伝子に変異のある女性は、若年での乳がんや卵巣がんになる確率が高くなっています。そして、カナダのトロント大学の研究では若年を過ぎ、50歳以降になっても乳がんや卵巣がんを中心に、発症のリスクが高くなっていることがわかりました。これはBRCA遺伝子の働きが、様々な要因で損傷を受けた遺伝子を修復することであり、変異によってそれが出来なくなることの影響なのかもしれません。
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