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2023-02-10

心臓への副作用が懸念される抗がん剤にガイドライン


ドキソルビシンなどの抗がん剤の副作用として心臓の機能に問題が生じることがあります。

治療においては心臓の状態を評価

アントラサイクリン系と呼ばれる抗がん剤には、乳がんや卵巣がんに使われるドキソルビシンなどがありますが、心臓の機能に問題が生じる副作用があります。また、進行の速いがんに発現するHER2という蛋白質を標的とするハーセプチンなどにも、同様の副作用があります。日本腫瘍学会、日本腫瘍循環器学会などはこうした副作用に苦しむ患者の対策として、これらの治療を行う際のガイドラインを設け、超音波検査や血液検査で心臓の状態を評価し、リスクが予想される場合は、循環器の専門医の診察を受けることを推奨しています。

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