TIL療法が悪性黒色腫に対してヤーボイ以上の効果

患者の免疫細胞を体外で強化する免疫細胞療法には、様々なタイプがあります。

がん組織に浸潤したT細胞を培養

オランダがん研究所による臨床試験でTIL療法が悪性黒色腫に対して免疫チェックポイント阻害剤「ヤーボイ」よりも奏効したという結果が出ました。ステージ3C以降で手術の出来ない悪性黒色腫の患者168名に対してヤーボイ投与とTIL療法を行う患者を1対1で同数に割り付けて、結果を比較したところ、無憎悪生存が優位に延長するなど、TIL療法を行ったほうがヤーボイを投与するよりも進行や死亡のリスクを軽減出来ました。TIL療法は免疫細胞療法の一種で、がん組織に浸潤している（がん細胞に反応している）T細胞を採取し、大量に培養して戻すという治療です。

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