2022-10-26
虫歯の原因となる菌は、がんの転移を助長する
がん対策において口内ケアは重要です。
虫歯や歯周病でミュータンス菌が血管に侵入
虫歯は、口内のミュータンス菌が原因で、歯が腐食されていきます。このミュータンス菌が血管内に入ると、がんの転移を助長することを、北海道大学のグループが明らかにしました。試験管内の実験ではミュータンス菌が血管内に入ると、血管に炎症が起こり、がん細胞が血管の内側に付着し易くなりました。また、マウスを使った実験では、肺の血管にミュータンス菌が入ると、血管に炎症が起きて、がん細胞が血管の外に出易くなり、肺への転移を引き起こしました。虫歯や歯周病が進行すると、ミュータンス菌は口内から血管に入り易くなるため、口内のケアはがん対策においても大切だということです。
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