toggle
2022-06-28

心臓から分泌されるホルモンが、がんを抑制する


ざまざまな理由で心臓はがんになりにくい部位です。

血管を保護し、がん細胞が通過して広がるのを抑制

心臓には滅多にがんは出来ないとされています。その要因としては絶えず収縮して、場合によっては40度を超えるため、熱に弱いがん細胞は生き延びることが出来ないことや、心臓の筋肉の細胞は、分化が進みがん化しにくいことなどが考えられていますが、心臓が分泌する心房性利尿ペプチドというホルモンに、がんを抑制する効果があることもわかっています。このホルモンは血管を保護する働きがあり、既にハンプという名前で鬱血性心不全の治療薬として承認されています。血管を保護することで、がん細胞が血液を通過して広がっていくのを抑制するわけです。心房性利尿ペプチドのがん抑制効果については、研究が進められています。

Share on Facebook0Tweet about this on Twitter0
関連記事