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2022-05-10

BRCA1/2遺伝子の変異は、乳がんや卵巣がん以外のがんリスクも上昇させる


BRCA1/2遺伝子に変異があれば、乳がんや卵巣がんの発症リスクが高いことは明らかになっており、予防的切除は保険適用になっています。

胃がん、食道がん、胆道がんのリスクも上昇

特定の遺伝子の変異ががんの発症リスクを上昇させることは、既に明らかになっています。よく知られているのは、BRCA1/2遺伝子で乳がん、卵巣がん、前立腺がん、膵臓がんの発症に関連しており、乳がんと卵巣がんに対しては予防的切除が保険適用になっています。ゲノム解析は、がん治療において様々な形で導入されていますが、胆道がん、乳がん、子宮頸がん、大腸がん、子宮体がん、食道がん、胃がん、肝がん、肺がん、リンパ腫、卵巣がん、膵がん、前立腺がん、腎がんの14種類のがんにおける計10万3261人に対するゲノム解析の結果、BRCA1/2遺伝子の変異が胃がん、食道がん、胆道がんのリスクも上昇させることがわかりました。

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