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2022-05-11

膀胱全摘に「男として未練があった」という小倉智昭さん


膀胱や前立腺のがんで患部を切除すると、排尿などの機能に障害が残ることがあります。

膀胱切除をしなかった結果、がんが肺に転移

膀胱がんの治療から仕事に復帰したキャスターの小倉智昭さんは、ラジオ番組で手術に対する考え方を告白しています。小倉さんは2015年に膀胱がんと診断され、医師からは全摘を勧められました。しかし、膀胱を摘出すると、多くの場合、排尿の機能に支障が出てしまいます。ストーマを付けた場合、多くの男子トイレには廃棄するスペースがなかったり、日常生活に苦労することになります。そんな状況を案じて、膀胱の摘出をしなかった結果、小倉さんの膀胱がんは肺に転移し、結果的に膀胱を摘出することになりました。小倉さんは「男として未練があった」とコメントしていますが、がんの場合、手術で患部を切除するのがよいのか、しないほうがよいのか、一概にいいきれないところがあります。確かに患部を全て、或いはその周辺まで切除したほうが、再発や転移のリスクは低くなります。しかし、大きな手術は負担が伴いますし、一度失った部位は元に戻りません、後遺症によるQOLを含めて、慎重に考える必要があります。

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