2022-03-15
キイトルーダがTMB-High陽性の固形がんに適応拡大
がんは部位ではなく性質に応じて治療を行うべきです。
バイオマーカーに基づく2つめの承認
免疫チェックポイント阻害剤「キイトルーダ』が、がん化学療法後に増悪した高い腫瘍遺伝子変異量(TMB-High)を有する進行/再発の固形がん(標準的な治療が困難な場合に限る)に対して適応拡大されました。キイトルーダは、既にがん化学療法後に増悪した高い腫瘍遺伝子変異量(TMB-High)を有する進行/再発の固形がん(標準的な治療が困難な場合に限る)に適応となっており、がんの部位ではなくバイオマーカーに基づく2つ目の承認取得となります。標準治療は、がんの種類、即ち部位別に確立されてきましたが、近年の新薬は基本的に遺伝子の変異=がんの性質に応じて開発されています。がん治療は、部位ではなく性質に応じたアプローチがあるべき形といえます。こうした適応は今後も増えるでしょう。
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