2022-01-28
粒子線治療が肝細胞がん、胆管がん、膵臓がん、子宮頸がん、大腸がんに保険適用
重粒子線や陽子線による放射線治療は、患部をピンポイントで叩くことが出来ます。
高額の治療費で断念する患者が多かった
重粒子線と陽子線を用いる粒子線治療は、従来のX線による放射線治療に比べて、患部に集中して照射することが出来て、線量も高いため、ピンポイントでの治療が可能で、患部周辺への影響も軽減出来ます。厚生労働省は今回、大型の肝細胞がん、肝内胆管がん、局所進行の膵臓がん、局所進行の子宮頸腺がん、手術後に局所再発した大腸がんについて、4月から保険適用を拡大する方針です。いずれも切除出来ないがんに限られます。粒子線には先に述べたようなメリットがありますが、約300万円の治療費がネックとなり、治療を断念する方が少なくありませんでした。
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