2021-12-27
殆どのがんの再発・転移に関わる物質「メタドヘリン」
目に見えるがんを切除しても、細胞の単位で取り残していれば、そこから再発や転移が起こります。
メタドヘリンがなくなるとがんは再発・転移しない
がんが厄介な病気なのは、細胞の単位で広がり、目に見えるがんを手術などで消しても、残った細胞から再発や転移を繰り返すことです。プリンストン大学のグループは、がんの再発・転移に関係しているメタドヘリンという物質の研究を続けてきましたが、このメタドヘリンの働きを合成できなくすることで、がんの再発や転移が起きなくなることを、マウスの実験によって確認しました。このメタドヘリンは、抗がん剤からがん細胞を保護することも知られています。この研究が、新薬の開発に繋がることを期待したいところです。
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