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2021-06-09

オプジーボとヤーボイの悪性胸膜中皮腫への併用が欧州で承認


免疫チェックポイントは代表的なPD-1以外にも、多くの種類が発見されています。

がん細胞は様々な手段で免疫を抑制する

オプジーボとヤーボイの併用が、切除不能な悪性胸膜中皮腫のファーストライン治療として欧州で承認されました。オプジーボとヤーボイはいずれも免疫チェックポイント阻害剤です。がん細胞は、免疫からの攻撃から逃れるため、様々な手段で抑制を行いますが、T細胞(免疫細胞の一種)表面の免疫チェックポイントに作用して、攻撃を無力化するのもその一例です。免疫チェックポイント阻害剤はこの抑制を解除します。免疫チェックポイントは何種類も発見されており、オプジーボはPD-1に、ヤーボイはCTLA-4に作用します。がんが、どのような免疫抑制を行なっているかは、個々に異なりますが、併用は様々な面から免疫抑制を解除することが期待出来ます。

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