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2021-06-21

リツキシマブの投与は新型コロナウイルスワクチンの効果を低下させる


免疫を下げるがん治療薬と感染症のワクチン、それぞれの投与はタイミングを見計らう必要があります。

リツキシマブはB細胞を破壊する

6月2日から行われた欧州がん学会で、血液のがんなどに用いられる分子標的薬「リツキシマブ」を投与された患者は、最大で6割近くも新型コロナウイルスワクチンの中和抗体陽性率が低下することが発表されました。リツキシマブは免疫細胞の一種であるB細胞表面にあるCD20を標的として作用し、細胞を破壊します。従って、免疫全体が低下するという副作用があるため、感染症対策としてワクチンを投与する場合、タイミングを考慮する必要があります。

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