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2021-06-16

丸山ワクチン

丸山ワクチンは、結核菌から抽出したリポアラビノマンナンという多糖体、核酸、資質を主成分とし、当初は皮膚結核の治療薬として開発されました。昭和40年代にがんにも効果があるということで話題になり、その後の治験では効果が明確に証明出来なかったため、いまだに承認はされていませんが、熱烈な支持者に支えられ、40万人以上の患者が使用し、いまだに有償の治験という形で使用が続けられています。近年、その作用機序が研究され、ミコール酸という成分が免疫細胞の情報伝達を行う樹状細胞の働きを活性化することが明らかになっています。

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