2021-05-19
西郷輝彦さんが闘っている前立腺がん
前立腺がんで闘病中の西郷輝彦さんが、豪州で前立腺がんの治療を受けると公表しました。
男性ホルモンと関係なく進行する前立腺がんがある
俳優の西郷輝彦さんが、豪州で前立腺がんの治療を受けることになりました。前立腺がんは、局所に対して手術っや放射線の投与が出来る場合にはまずそれが選択肢になりますが、男性ホルモンの影響で進行するため、その分泌を抑える女性ホルモンの投与を行うことが、全身療法としては一般的です。さらに、転移や浸潤がある場合は、抗がん剤を使用することもあります。西郷さんの前立腺がんは虚勢抵抗性といって、男性ホルモンの分泌に関係なく進行するタイプで、手術で前立腺を摘出後、放射線や抗がん剤による治療を続けてきましたが、このところ、腫瘍マーカーの数値が上がってきたため、豪州での治療を決断しました。前立腺がんのこのほかの治療としては微量を放射線を発生する小さなカプセルを埋め込む小線源治療や、骨転移のある場合には投与すると骨転移層に集まり、そこで微量の放射線を発生する放射性医薬品などがあります。いわば体の内側から優しく照射する放射線治療といえます。
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