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2021-03-01

免疫チェックポイント阻害剤「セミピリマブ」が米国で基底細胞がんの治療薬として承認


オプジーボ、キイトルーダ、ヤーボイに続く免疫チェックポイント阻害剤も、様々ながん治療薬として承認を取得しています。

基底細胞がんには決め手となる化学療法がない

基底細胞がんは皮膚がんの一種で、表皮の最下層にある基底層や毛包などを構成する細胞ががん化して発症します。転移はしにくいがんですが顔面に出来ることが多く、なかなか厄介ながんのひとつです。進行した場合、化学療法が行われますが、決め手となる治療薬がない中、免疫チェックポイント阻害剤「セミピリマブ」が米国で治療薬として承認されました。セミピリマブはオプジーボやキイトルーダと同じ抗PD-1抗体であり、がん細胞によるT細胞への抑制を阻害することで、免疫を回復させます。米国では既に扁平皮膚上皮がんに対して承認を取得し、小細胞肺がんに対しては優先審査の対象になっています。

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