2021-02-09
CAR-T「ブレヤンジ」が承認に向けて審査へ
血液のがんには幾つもの種類があります。患者のT細胞の遺伝子を改変し、がん細胞を認識し易くしたCAR-Tも、様々なタイプが開発されています。
キムリア、イエスカルタに続くCAR-T
患者のT細胞の遺伝子を改変し、がん細胞を認識し易くしたものがCAR-Tです。既にキムリアとイエスカルタが血液のがんが承認されています。これら2つはいずれもがん化したB細胞表面に発現するCD19という分子を標的にしていますが、同じ作用機序を持つプレヤンジが、2月17日に承認に向けて審査されることになりました。血液のがんは幾つもの種類があり、それぞれ応じた治療が行われます。この3種類のCAR-Tも、同じCD19を標的にしていますが、多少働き方が異なります。いずれもB細胞ががん化した血液のがんに適用となりますが、プレヤンジは、っそれに加えて、キムリアやイエスカルタが適用でない濾胞性リンパ腫にも適用となる可能性があります。
関連記事