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2021-01-28

CAR-T「イエスカルタ」が承認される


イスカルタが、キムリアに続きCAR-Tとしては2つめの承認薬となりました。

キムリアとは若干、効能・効果が異なる
CAR-Tは、がん患者のT細胞を採取し、遺伝子を改変して、がん細胞を認識し易くした後に培養したものです。これを患者の体内に戻すことで、がんを叩きます。既にキムリアが血液のがんに対して保険適用になっていますが、今回、第一三共のイスカルタが承認を取得しました。キムリアと同様、がん化したB細胞の表面に発現するCD19を標的にしていますが、効能・効果は「再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫、原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫、形質転換膿疱性リンパ腫、高悪性度B細胞リンパ腫」となっており、キムリアにはない「原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫」が含まれる一方で、キムリアにある「急性リンパ芽球性白血病」は含まれません。キムリアは3000万を超える薬価でも話題になりましたが、効能・効果の近いイエスカルタもそれに近い金額になるでしょう。

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