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2019-11-13

キイトルーダの薬価、2度目の値下げ

薬価が高いと問題視され、複数回の値下げが行われたオプジーボですが、同じ免疫チェックポイント阻害剤のキイトルーダも2度目の値下げが行われます。

オプジーボの薬価は当初の約4分の1
免疫チェックポイント阻害剤「キイトルーダ」の薬価が引き下げられることになりました。免疫チェックポイント阻害剤といえばオプジーボの薬価が当初、年間35000万円を超えるとして問題視され、複数回の見直しが行われ、現在では最初の4分の1程度に引き下げられています。後発のキイトルーダもオプジーボに準じた薬価がつけられていましたが、オプジーボの2度目の値下げ(2018年4月)の際に同様に引き下げられ、今回が2回目の引き下げとなります。

キイトルーダの売上はオプジーボを逆転
オプジーボの薬価が高騰した原因は、当初、悪性黒色腫という患者の少ない(市場の小さい)がんに対して承認されたからです。それが非小細胞肺がん、腎がんと適用範囲が拡大するにつれて、消費が一気に増え、薬価が問題視されるようになったのです。キイトルーダも最初に保険適用となったのは、悪性黒色腫の治療薬としてでしたが、徐々に適用範囲を拡大しています。因みに海外を含めた市場全体では、キイトルーダの売上は既にオプジーボを超えており、この値下げは十分に予測されたことです。

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