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2020-07-27

テルモが、微粒子によるがん治療を手掛けるオランダの新興企業を買収


肝臓には解毒の役割があり、抗がん剤が効きにくく、様々な治療や工夫が開発されてきました。

体の内側から放射線治療
オランダのクイレム・メディカルは、肝臓がんの治療に使用する微粒子を製造しています。微量の放射線を出し、これをカテーテルで肝臓に送り込むことによって、体の内側からがん細胞を攻撃します。進行して手術が出来なくなった段階でも治療が出来るという特長があります。テルモは2015年からこのクレイム・メディカルに出資し、欧州での販売を行ってきました。今後は国内だけでなく米国や中国での販売も視野に入れて完全子会社化を行ったようです。肝臓は抗がん剤が効きづらく、様々な治療や工夫が開発されていますが、この治療も選択肢のひとつになることが期待されます。

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