2020-03-19
和歌山県立医科大学が新たながんワクチンを開発
樹状細胞がT細胞に対して対象を指示することで、CTLががん細胞を攻撃します。
がん抗原を選択的に樹状細胞に送達
免疫細胞のうち、数の上では大多数を占めるT細胞は、樹状細胞によって対象の目印である抗原を提示され、CTL(細胞障害性T細胞)ががん細胞を攻撃します。和歌山県立医科大学は、ケモカインという細胞間伝達物質の受容性が高く、抗原提示が活発な樹状細胞に対して、がん抗原となるペプチドを選択的に送達出来るワクチンを開発しました。マウスを使った実験では、従来のがんワクチンよりも強力な抗がん作用を発揮することが確認されています。
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