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2020-03-04

がん患者の約半数は、がん以外が原因で亡くなる

がん患者だからといって必ずがんで亡くなるとは限りません。

がん患者1807人への調査では約半数ががん以外で死亡
米国で1807人のがん患者を追跡した興味深いデータがあります。その調査機関中に亡くなった方は776名、そのうちの49%はがん以外の原因で亡くなっていました。追跡対象となった患者の内訳を見ると、前立腺がんや乳がん、大腸がんなどの一般的ながんが多くを占めていました。がん以外の死因は心臓や血管、呼吸器の病気が挙げられています。また、がん以外のリスク要因として糖尿病患者が男性で17.7%、女性で26.5%ありました。心臓や血管の病気を患っている方は、男性で63.2%、女性で66.9%。高血圧の方は男性で58.7%、女性で62.9%。高コレステロールの方は 男性で61.3%、女性で70.5%。

がん以外の病気への対処が疎かになりがち
がん治療は近年、どんどん進化し、生存率は向上しています。がんはかつての不治の病ではなく慢性疾患になりつつあるのかもしれません。とはいえ、がんは最も恐ろしい病気といって過言ではありません。がん治療中は他の病気への対処が疎かになる傾向は否めませんし、手術や放射線、抗がん剤といった治療が別の病気の原因となる可能性もあります。がんだけでなく様々な病気への対処を怠らないようにしたいところです。

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