2020-02-25
メジャーリーグの開幕を控えたがんサバイバーたち
メジャーリーガーといえばスポーツ界でも屈指のアスリートばかりですが、がんを乗り越えて活躍している選手が大勢います。
日本では原口文仁選手が劇的な復帰を果たす
来月にはメジャーリーグが開幕します。日本のプロ野球では昨季、阪神の原口文仁選手が大腸がんの手術から僅か半年程で公式戦に復帰し、勝負強い打撃で存在感を示してくれました。また、シーズンオフには病状がステージ3と深刻であったことを公表して話題になりました。
今年も原口選手ががんを乗り越えて活躍する姿を見て、多くの患者が勇気をもらえることでしょう。そして、海の向こうのメジャーリーグでも何人かのがんサバイバーが新たなシーズンに臨んでいます。
チャド・ベティスは移籍が追い風になるか
2016年には14勝を挙げたチャド・ベティス投手は、シーズンオフに精巣がんと診断され、手術を経て翌年に復帰しています。ここ数年はピーク時程の成績は残せていませんが、昨季終了後にフリーエージェントとなり、コロラド・ロッキーズからニューヨーク・ヤンキースに移籍し、先発陣の一角を狙っています。
ロッキーズの本拠地であるクアーズフィールドは高地にあり、投手に不利だったたため、今回の移籍が追い風になる可能性は大です。他にも昨季、白血病から復帰したクリーブランド・インディアンスのカルロス・カラスコ投手、精巣がんを克服したピッツバーグ・パイレーツのジェイムソン・タイオン投手、悪性リンパ腫を乗り越えてシカゴ・カブスのエースとなったジョン・レスター投手など、多くの選手が病魔との闘いを感じさせないプレーを見せています。
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