2020-01-29
がん研究会が原発不明がんの研究費を寄付で募集
がんは一般に肺がん、大腸がんなど最初に出来た部位で区別されます。しかし、あちこちに転移して見つかり、どこのがんなのかわからない場合があります。
原発部位がわからず、治療が決まらない
がんは発生した部位別に治療が行われます。しかし、発見された時点で複数の転移があり、原発部位を特定出来ず、治療の方針が決まらないことがあります。このような原発不明がんは全体の1~5%といわれますが、適切な治療が出来ないうちに進行するので、生存率は高くありません。
原発不明がんについて遺伝子の変異という観点から治療法を探っているがん研究会では、その研究費を寄付で調達するため、クラウドファウンディングの仕組みを使って募集しています。がん研有明病院で原発不明がんと診断された患者50人の全ゲノムを解析し、原発不明がんに共通する遺伝子の変異などを明らかにするのが目的です。
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