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2020-01-27

胃がんで胃を全摘すると、大腸がんになり易い腸内環境に

胃がんと大腸がんの発症には関連性があることが知られています。

腸内環境の改善が合併症予防になるか
胃がんになると大腸がんにもなりやすいことは知られています。そして、東京工業大学などのグループの研究で胃がんで胃を切除すると、腸内環境が大腸がんを発症し易い状態になることがわかりました。

国立がん研究センターで胃がんの手術を受け、胃を3分の2以上切除した患者50人と健常者56人の便から腸内細菌の構造や状態を調べたところ、胃を全摘した患者では、初期の大腸がん患者の腸内と腸内細菌やそれらによる分泌物が似通っていました。この傾向から胃がんで胃を切除した患者は、腸内環境を改善することで、大腸がんやその他の合併症を予防することが出来るのではないかと期待されています。

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