2019-11-08
がんが治ったという報道で、犬の虫下し薬が品切れに
助かりたい、生きたいという患者は、どんな情報にでも飛びつきがちです。
全身転移のがんが完全に消失したという報道
先日、米国の全身転移した進行がんの患者が、ある獣医からの情報で藁にも縋る思いで、犬の虫下しを飲んだところ、腫瘍が完全に消失したという報道がありました。韓国ではこの報道があってから実際に試してみる方が続出し、店頭から犬の虫下しの薬が消えてしまったそうです。がんが進行し、様々な治療を行った結果、もう延命や緩和しか出来なくなる患者が後を絶たないのは、我が国に限ったことではありません。何とか助かりたい、生きたいという思いで、こうした情報を飛びつくのは理解は出来ます。しかし、こうした目新しい話題はメディアが面白おかしく取り扱う傾向があるので、そこは節度を持って報道することを求めたいところです。
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