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2019-05-30

幹細胞とウイルスでがん細胞を効率よく攻撃

がん細胞のみに感染して破壊するウイルス製剤の開発が進んでいますが、幹細胞を利用して、さらに効果を上げる取り組みも行われています。

がん細胞が増殖する仕組みを利用
がん細胞にのみ感染して破壊するよう、遺伝子改変技術で作られたウイルス製剤が、幾つかの企業や大学などで開発されています。そして、副作用を出来るだけ少なくするため、がん細胞に効率よくウイルスを送り込む手段として、兵庫医科大学などのグループは、間葉系幹細胞を利用する手法を研究しています。がん細胞は増殖するために様々な細胞を呼び寄せますが、間葉系幹細胞もそのひとつです。この中にウイルス製剤を入れて投与し、がん細胞に効率よく観戦させようというのです。マウス実験では既に効果が確認されているとのこと。研究の進捗を待ちたいところです。

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