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2022-06-09

直腸がんが転移し余命宣告された坂本龍一さん


一般的にがんは転移すると手術は出来ません。

手術でがんの勢いが増す

音楽家の坂本龍一さんが、雑誌の連載で闘病中の直腸がんについて詳細を明かしています。病気と手術に関しては既に昨年の1月に公表していましたが、音楽活動を再開している近況からは想像出来ないくらい深刻な状況で余命宣告もされていました。直腸がんは肝臓とリンパ節に転移し、本来は手術が困難な状況でしたが、可能な範囲のがんを切除し、その後に転移した肺も手術しています。とはいえ、まだがんは残っており、進行している状態です。一般にがんは、転移して全身に広がった状態では手術は出来ません。目に見えるがんを取り去っても、細胞の単位で散らばったがんから、再発や転移をおこすからです。手術自体ががんの勢いを増す刺激になることもあります。ただ、がんとの闘いは、がんと免疫、どちらの勢いが勝つかに懸かっています。手術でごっそりとがんを削り取れば、その分だけがんの勢いは弱くなります。問題は、そこから先、どうやって免疫を維持して、取り残したがんを抑え込めるかでしょう。

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