2019-02-19
固形がんよりも化学療法が効きやすい白血病
白血病の治療は基本的に化学療法が行われます。
白血病細胞はばらばらに存在し、薬が届きやすい
白血病は、血液を作る造血細胞ががん化し、正常な造血が出来なくなったり、血液中に流れ出たがん化した造血細胞が、様々な臓器の障害を起こす病気です。白血病には様々なタイプがあり、それぞれに応じた治療が開発されていますが、基本的には抗がん剤、分子標的薬などの化学療法が行われます。そして、固形がんよりも化学療法が効きやすい傾向があります。白血病はひとつひとつのがん細胞がばらばらに存在しており、抗がん剤や分子標的薬が届き易いのです。また、固形がんは膨大な数のがん細胞が腫瘍を形成しており、それぞれが異なる性質であるのに対して、白血病は構造がシンプルなのです。
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