小倉智昭さんが闘っている膀胱がんは、男性と喫煙者に多いがん

膀胱がんは女性より男性、さらには喫煙者のほうが発症しやすいがんです。

竹原慎二さんは、膀胱がんの手術から来年で5年
フリーアナウンサーの小倉智昭さんが、膀胱がんの治療のため、膀胱全摘手術を受けることを公表しました。小倉さんは2016年5月に膀胱がんで手術を受けましたが、術後のQOLを重視して、全摘は行いませんでした。今年の夏になって出血などの症状があったため、改めて手術を受けることにしたそうです。膀胱がんといえばかつて俳優の松田優作さんが亡くなり、最近では元ボクシング世界王者の竹原慎二さんが膀胱全摘の手術を受け、来年には寛解の目安である5年を迎えます。患者として男性の名前が続きましたが、疫学的には男性のほうが女性よりも罹患率が4倍も高いことが知られています。この原因ははっきりしていませんが、同様に喫煙者の罹患率も高く、これに関してはタバコに含まれる成分が、膀胱に蓄積することで、細胞ががん化すると見られています。