Home › がんと闘う › 【がん治療最前線】治療を中心に、患者目線で最新情報を配信 › タカラバイオが腫瘍溶解性ウイルスの承認を申請 2018-08-13 タカラバイオが腫瘍溶解性ウイルスの承認を申請 タカラバイオが腫瘍溶解性ウイルスの承認申請を行うことになりました。腫瘍溶解性ウイルスはがん細胞にのみ感染し、内部から破壊するバイオ医薬品です。 これまでは製薬会社を支援する立場 タカラバイオは江戸時代に創業された酒造メーカーに起源を持つ会社で、これまではその技術を活かし、製薬会社に試薬を提供していました。これまでは製薬会社を支援する側でしたが、今回、医薬品の分野にはじめて進出し、がん治療薬の承認申請を行うこととなりました。同社が手がけているのは、がん細胞にのみ感染し、内部から破壊する腫瘍溶解性ウイルスです。まずは悪性黒色腫の治療薬として承認申請を行いますが、臨床試験では効果が確認され、正常細胞への影響もほぼないそうです。早ければ2019年にも保険適応となる見込みで、将来的には膵臓などのがんへの承認も目指しています。 00 関連記事 東京五輪で奮戦するがんサバイバー 膵臓がんの進行を早める蛋白質を特定 進行がんでも諦める必要はない 最前線で闘う医師が語る「がん医療の現実と打開策」 3 2月4日は世界がんデー 乳がんの化学療法には4つのタイプがある キイトルーダが、先発のオプジーボを売上で逆転する見込み 抗がん剤の効果を使用前に予測する手法が開発される