Home › がんと闘う › 【がん治療最前線】治療を中心に、患者目線で最新情報を配信 › 放射線治療の設定をAIで自動化し、効率と正確性を向上 2017-11-16 放射線治療の設定をAIで自動化し、効率と正確性を向上 様々な分野にAIが導入されています。国立がんセンターでは放射線治療の全脳照射の設定をAIによって自動化します。 時間を短縮し、人為的ミスを防止 脳に転移したがんの治療として、全脳照射といって脳全体に放射線を当てる治療があります。脳全体に散らばることが多く、手術が不可能なので、緩和ケアとして行われます。国立がん研究センターではこの照射の範囲や線量などをAI(人工知能)で自動化し、今年度のうちには運用を開始する予定です。これによって手動で行われて、現在約10分かかっている時間が短縮出来るほか、入力の際の人為的ミスを防ぐことが出来ます。この技術をさらに進化させることで、乳がんなど様々ながんへの活用も期待されています。 00 関連記事 乳がんの2割は、思春期に起こる遺伝子変異が発端 がん遺伝子治療の今を俯瞰する 抗体薬物複合体「チソツマブベドチン」が子宮頸がん対象の臨床試験で好結果 がん患者は通年で感染症対策を 糞便移植が免疫チェックポイント阻害剤を有効にする T細胞を使うCART‐Tの限界 来季の契約を更新したプロ野球界のがんサバイバーたち