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2017-10-31

加熱した温度を維持し、がん細胞だけを焼くナノ粒子

がんを熱で焼く治療は以前からありますが、正常細胞に影響を与えないよう、温度を管理することが課題でした。

がん細胞だけを死滅させ、正常細胞には無害
英国サリー大学と中国大連工科大学のグループが開発したナノ粒子は、加熱されると42~45℃の温度を維持することが出来ます。熱に弱いがん細胞を、熱によって死滅させる治療は以前からありますが、温度が上がり過ぎると、正常な細胞にまでダメージが及ぶのが問題でした。42~45℃はがん細胞を死滅させるには十分な温度であり、ナノ粒子が自らの温度を維持することで、外部から温度を慎重に管理する手間が軽減されます。この亜鉛、コバルト、クロムのフェライトのナノ粒子は人体に対する安全性に関しても問題はないとのことです。

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