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2017-08-22

胃がんで亡くなった医師が、生前の動画でがん検診の重要性を訴える

今年の5月胃がんで亡くなった大腸がんの専門医が、生前にがん検診の重要性を訴えている動画が公開されました。

専門医でありながらがん検診を受けてこなかった
金沢赤十字病院の副院長であった西村元一医師は、一昨年に胃がんと診断され、今年の5月に亡くなりました。診断された時点で余命半年との宣告を受けますが、自らの治療の傍らでがん患者が交流出来るNPOを立ち上げるなどの活動も行っていました。そんな西村医師は亡くなる4日前にがん検診の大切さを訴えている様子が、動画で公開されています。そこで西村医師は、自らががん(大腸がん)の専門医でありながら、がんと診断されるまでの数年は、「自分は大丈夫」という思いでがん検診を受けてこなかったと明かし、後悔の念を口にしています。

「早く見つければ治るものが多くなってきている」
がん治療の基本は早期発見と適切な治療です。昨今、一部の無責任なメディアはがん検診は意味がないとか、見つかったら無駄な治療をされるなどと述べていますが、適切な治療を行えば、早く発見するに越したことはありません。我が国のがん検診の受診率は一番高い肺がんでも46%程度です。西村医師は最後のメッセージとして「早く見つければ治るもの(がん)が多くなってきているので、他人事じゃなく自分事として是非とらえてもらいたい」と語っています。

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