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2017-06-23

生きることの全部を治療にしなかった小林麻央さん

乳がん闘病中だった小林麻央さんが亡くなりました。病気を公表してからはじめたブログは、亡くなる前々日も更新が行われ、多くの方の共感を呼んでいます。

最後の更新は「オレンジジュース」
乳がんの治療中だったフリーアナウンサーの小林麻央さんが昨夜、亡くなられました。昨年の6月、夫である歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが彼女の病気を公表し、9月からはブログで闘病の様子を伝えていました。がん患者、小さな子供を持つ母親、同世代の女性など多くの方の共感を呼びました。亡くなる前々日の6月20日にも「オレンジジュース」と題した更新で、毎朝口にする搾りたてのオレンジジュースのおいしさ、それを作ってくれる母親への感謝を綴っています。

小林麻央オフィシャルブログ KOKORO.

自分なりの何かをやることが励みになる
がんという大病を患い、まして末期となると生活の殆どが治療になってしまうことは致し方のないことです。痛みや倦怠感などで何かやること自体が億劫になってしまうこともあります。しかし、そんな中でも自分なりに何かをやっていくから、生きる、治す励みになるのではないでしょうか。女性であり、人前に出る仕事をしていれば、病気でやつれた様子を見せることに、普通は抵抗があるもの。それでも彼女は亡くなる直前まで、自らの素顔をブログに掲載しつづけていました。日々、病状が進行していることは感じさせましたが、元気になることを最後まで諦めない直向きさは、その表情からうかがえました。

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