フトラフール

フトラフールはプロドラッグであり、患者に投与され、肝臓で代謝されると、フルオロウラシルという抗がん剤に変わります。細胞が分裂する際には、DNAが複製されますが、DNAの二重螺旋上には4つの塩基が並んでおり、そのひとつがウラシルです。フルオロウラシルはウラシルにフッ素を結合させてあり、ウラシルと似た構造をしているため、DNAが複製される際に、ウラシルではなくフルオロウラシルを取り込んでしまうと複製が出来ず、細胞が死滅します。頭頸部がん、胃がん、結腸・直腸がん、乳がん、膀胱がんい適応になっています。

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