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2024-12-20

胸水

胸水は、肺の外側を覆っている壁側胸膜と臓側胸膜の間で、胸膜が擦れないように、潤滑液としての機能しています。常に一定の量を保っていますが、バランスが崩れると、量が増えてきます。胸水が貯まると、胸の違和感や咳が出て、さらには息苦しくなります。原因としては、感染、肺がんや悪性中皮腫、関節リウマチ等の膠原病などによる胸膜炎、心不全、肝硬変、ネフローゼ症候群、腎不全などがあります。治療は、原因が肺以外の場合には、まず原因となる病気の治療を行います。原因が肺がんや胸膜中皮腫の場合には、抗がん剤による治療を行いますが、大量に胸水が溜まっている場合は、ドレーンを挿入して、持続的に抜きます。

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