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2024-10-07

閉経前乳がんは、 ホルモン投与と卵巣機能抑制で予後改善

術前、または術後に化学療法を受けた閉経前のホルモン陽性かつHER2陽性の早期乳がん患者に、ホルモン投与と卵巣機能抑制を併用することで、予後が改善したことを、韓国・延世大学校医科大のSung Gwe Ahn氏が発表しました。

比較した結果で明らかに

従来の研究ではホルモンの投与と卵巣機能抑制と内分泌療法を併用することで、閉経前でホルモン陽性の早期乳がん患者の生存率が改善することはわかっていました。しかし、これらの調査対象の多くはHER2陰性で、HER2陽性の患者は限られていました。そこで、研究グループは、ホルモン陽性かつHER2陽性で閉経前の早期乳がんの治療に卵巣機能抑制を行った場合と、卵巣機能抑制とタモキシフェン、またはアロマターゼ阻害薬を使用した内分泌療法を併用した場合の予後を比較しました。その結果、ホルモン陽性かつHER2陽性の乳がん患者においてもホルモン投与と卵巣機能抑制の併用を行ったほうが、予後が改善することが示されました。

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