2024-10-03
最も厄介ながんである膵臓がんの原因とは?
糖尿病は膵臓の病気なので、最も恐ろしいがんである膵臓がんとは、深い関係があります。
糖尿病になって1年未満は高リスク
膵臓がんは、様々ながんの中でも飛び抜けて生存率が悪く、恐ろしいがんとされています。初期には自覚症状が少なく、また内臓の奥まった部分にあって、発見が遅れがちで、既に進行して、転移や浸潤した状態で見つかることが多いのも特徴です。そして、膵臓がんについてはまだ原因が明確になっており、的確な再策が講じられていません。但し、幾つかのリスク要因はわかっています。そのひとつが糖尿病です。糖尿病は、血中の糖分を吸収するためのインスリンが不足して、血糖が高い状態が続く病気ですが、このインスリンを分泌するのが膵臓なので、膵臓がんとは密接な関係があります。特に50代など比較的若い年代で糖尿病になったり、急激に症状が悪化したりした場合は、膵臓がんに注意すべきです。糖尿病を発症して1年未満の方が膵臓がんになるリスクは、そうでない方に比べて5.4倍にもなるという報告があります。
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