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2024-07-04

膵臓がんのBNCTを甘い味で効果増大

BNCTのポイントは、どうやってホウ素を効率よくがん細胞に取り込ませるかです。

膵臓がんは、甘い味が好み

BNCTは、ホウ素を使った薬剤を、がん細胞に送り込んだ後に、中性子線を照射し、核分裂を起こした際のエネルギーでがん細胞を破壊します。治療の効率を高めるためには、がん細胞に集中的に薬剤を送り込むかが鍵になりますが、岡山大学のグループは、最も厄介ながんといわれる膵臓がんに対して、糖分で味付けをして、効果を向上させることに成功しました。がん細胞は、盛んに分裂を繰り返すため、エネルギーの消費が激しく、糖分を積極的に摂取します。しかし、がん細胞は、それぞれが様々な性質を持ち、いわばその好みを把握することが、BNCTの効果を増大させることに繋がりそうです。

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