2024-06-19
二重特異性抗体の新薬が、進行非小細胞肺がんに奏効
分子標的薬は、がん細胞表面の蛋白質を目印として、免疫(抗体と抗原)の仕組みで狙い撃ちします。
2種類の抗体を使った新薬
二重特異性抗体によるがん治療薬は、がん細胞表面に発現した2種類の蛋白質を抗原として作用し、従来の分子標的薬よりも高い効果が期待出来るとして、開発が進められています。そして、米国の治験では抗PD-1/VEGF二重特異性抗体ivonescimabが、EFGR-チロシンキナーゼ阻害薬による前治療歴がある進行・再発のEGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺がんNSCLCに対する有効性と安全性を確認されました。がんの新薬は、どうやってがんの目印を特定し、がんだけを狙い撃つかが、開発のテーマといえますが、複数の抗体を利用するという新たなアプローチが奏効しています。
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