2024-06-06
最も怖いがんの制圧に向けて高知大学が治験を開始
膵臓がんは、進行した状態で見つかることが多く、極めて予後が悪いがんとされています。
5年生存率6割が目標
膵臓がんは、初期においては自覚症状が少なく、また体の奥まった部分にで出来るため、見つかりにくいがんです。従って、発見された時には既に進行していることが多く、予後が悪い厄介ながんです。そんな膵臓がんの制圧に向けて高知大学のグループが2種類治験をはじめます。ひとつは、既存の抗がん剤を応用する治療で、がんが広がる際の足場が出来ないようにする治療で、マウス実験で有効性は確認されています。もうひとつは核酸医薬で、がん細胞の中に入り込み、分裂の際に機能するRNAを破壊します。現在、1割とされる膵臓がんの5年生存率をを、6割まで押し上げることを目指しています。
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