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2024-05-31

血液がん患者が集中治療室を出て1年後の生存率は21%

血液がんが劇症化すると、集中治療室に入ることがよくあります。

理由は、急性呼吸器不全や敗血症が殆ど

カナダのトロント大学マウントサイナイ病院の調査で血液がんで集中治療室に入った患者の7日生存率は49%、12か月生存率は21%であったことが明らかになりました。2018~2020年にI集中治療室に入った血液がんの患者について前向き観察研究を実施した結果です。患者414人が登録され、そのうち急性白血病患者が51%、悪性リンパ腫・多発性骨髄腫患者が38%、そのうち、造血幹細胞移植を受けた患者は40%でした。集中治療室に入った理由としては、急性呼吸不全(50%)と敗血症(40%)が多くを占めています。退室後、7日時点で生存していた対象者は49%、全体の12か月生存率は21%でした。生存者のうち、中等度から重度のフレイルであった割合は、7日時点で42%、6か月時点で14%、12か月時点で8%。

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