2024-05-17
膀胱がんに対する免疫治療をFDAが承認
これからのがん治療は、免疫をどうするか抜きには考えられません。
NK細胞とCTLを活性化
IL-15受容体アゴニスト「Anktiva」が米国でFDAの承認を取得しました。BCG不応性の筋層非浸潤性膀胱がん治療薬でBCGと併用します。患者のNK細胞とCTLを活性化させて、がん細胞を攻撃するとともに、メモリーT細胞を刺激し、効果が長期に渡って持続するよう促します。臨床試験では47か月を超える完全奏効期間を示しました。がん治療薬は、がんを対象として攻撃する作用機序から、免疫を回復させて、患者自身の力でがんを叩く方向へと進んでいます。
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