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2024-05-14

抗がん剤「ジェムザール」が来春に市場撤退

長年使われてきた抗がん剤が、安価なジェネリックの後発品に置き換わっています。

かつては販売元の主力製品

ジェムザールは、非小細胞肺がん、膵臓がん、胆道がん、尿路上皮がんなどに長年処方されてきた代表的な抗がん剤のひとつです。近年、長年使われてきた抗がん剤の特許が切れ、後発のジェネリックに置換が進んでいますが、置換率が8割以上のG1品目に関しては、6年をかけて、薬価が後発品と同等に引き下げられ、企業側が希望すれば、後発品のの企業が増産に対応することを条件に、市場からの撤退が認められています。ジェムサールは日本イーライリリーの主力製品でしたが、現在、数社が後発品を販売し、売上が減少していました。薬価の高騰が問題視される中、今後も安価なジェネリックへの置換は進んでいくでしょう。

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