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2023-07-10

ソトラシブと抗がん剤の組み合わせで肺がんでの奏効率が9割に


KRAS遺伝子に変異があると、細胞の分裂が暴走状態になります。

ソトラシブ単体では肺がんへの奏効率3割程度

和歌山県立医科大学ではKRASG12C遺伝子変異で起こる肺がんに対して、分子標的薬のソトラシブと抗がん剤と組み合わせて投与することで、9割近くの患者でがんの大きさが半分程度に縮小することを確認しました。KRAS遺伝子変異に対する分子標的薬のソトラシブを単体で利用した際、がんの大きさが半分以下となる患者の割合を示す奏効率は3割程度です。同大学ではKRASG12C変異を有する肺がん患者30例で、ソトラシブに追加して、抗がん剤のカルボプラチンとペメトレキセドを投与する治験を行ったところ、奏効率が9割近くに改善しました。

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